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星野佳世です☆活動の中心である自主映画情報とかちょっとした事を不定期に書いています♪
私には10月がなかった。

東京タワ-のライトアップやうっすら白くなりはじめた富士山を楽しむこともせず
それどころか朝日がまぶしすぎてカ-テンを閉め切っていた。

一歩もでられない空調が整ったその部屋は
風も季節の空気も陽の暖かさも感じられない。

誰にも会いたくない。話したくない。テレビも見たくない。何もしたくない。

・・・時間がたつのがものすごく遅く感じられる。

『あぁ、また夜がくる。長い長い夜が…』
と毎日暗く黒い闇に閉じ込められそうな気持ちになっていた。
秋の夜長がこんなにつらかったのは初めてだった。


実は私は、日本に数百人しかいないといわれる難病にかかってしまい今年から治療を受けている。

けれど、ここで闘病記を書くつもりも闘病告白するつもりもなかった。
「星野は終わった」と思われるのが嫌だったから。

私にとって大切な人たちはそんな事思わないのに…
そんな事思う人がいてもほっとけばいいのに…
頭じゃわかっていても、不安で焦る日々だった。

急に浮腫んでゾウみたいになった足や妊婦のようなお腹におびえた事もあった。

「もう映画でられないかも・・・
ううん、でられないんじゃなくて出してもらえないかも。」

そんなことばかり考えていた。

そして迎えた『治療の山』となる入院。
軽く考えていた私は医師に
「先生、ちゃちゃっとやってささっと退院させて~」などと言っていた。
先生は「さすがにそんな簡単な治療じゃないよ。それなりのリスクもある」と言ったが
私の頭の中は、退院後(自分が退院できるつもりでいた日程後)に予定されていた
撮影と仕事と上映会のスケジュ-ルでいっぱいだった。

まだ残暑が厳しいある日に入院し、『個室もいいもんだねぇ』なんて言ってみたり。

ところがその入院・治療を通じて予想外の展開が生じ
一時危篤状態に陥って、家族が呼ばれる事態にまでなってしまった。
冗談みたいだけどホントの話。

足をつっこみかけたあの世から引き戻してもらって今がある。

体の痛みや症状に涙が止まらず
冒頭のような日々にため息をついていたけれど
このまま命を落としていたかもしれなかったんだと思った時
そして、本当に本当に本当にたくさんの仲間からのエールや心配が届いた時。

病院の先生や家族はじめ、ものすごく多くの方に命をつないでもらったんだと改めて気づいた。
深呼吸したら、それまでとは違う涙があふれてきてとまらなくなった。
出ない声で何度も何度もありがとうと言ったけどどれだけ言ってもつきることのない感謝の気持ち。

『待ってるよ』の一言がどれだけ希望を与えてくれたか…。

直接・間接・そっと遠くから・・・さまざまな形で心配してくれてるのを感じた。
気にかけてもらえることでがんばれることを知った。


人生に彩りを与えてくれるのはやっぱり「人」なんだ。

一人だったら辛い時「もういいや。楽になりたい」って思ってしまったかもしれない。


「人」はすごく近くにいてくれてけれどとても遠く感じることあって。
とても遠く思っていた人をものすごく近くに感じることもあって。
この距離感は少しずつ形を変えていくし自分の気持ちの持ち方で変わってくる。不思議だね。


周りにいてくれる人を大切にしなくては。
生かしてもらったこの身体を大切にしなくては。

そのためには現状を日記に書いて知っておいてもらおう。
そう考えた。

退院後はおばあちゃん並みだった体力は幸い少しずつ回復している。
来年、撮影する映画の計画をぼちぼちし始めてくれる監督もいて私の活力源になっている。

病気で一度、立ち止まったことは決してマイナスじゃないと思うし思いたい。
一つ一つの経験を無駄にしてはいけない。

正直、悔しい思いもなかった訳じゃない。
些細な一言に勝手に傷ついたり、怒ったりもした。
体が思うようにならず不便なことあるし、怖くてないちゃうこともある。

けれどその分、いろんな事に気づかせてもらったし
大切な人たちに囲まれている幸せをかみしめている。

そして自分の意思で動けること、太陽と月がうれしいこと
季節や風や空気を感じられることは
何にも代えがたいことだと思う日々だ。


そんな訳で、しばらくアナログ生活中心で過ごそうと思う。
時節柄、お家のことやってると一日あっという間に終わっちゃって、
疲れて早々に寝て・・・そんな生活してる。

けどけどけどけど
私にとって大切なコミュニケ-ションの場である宴席や現場には様子みながらお邪魔させてね。

言い訳になっちゃうけどいつもなかなかメ-ルのお返事やPCにたどりつけないので
小心者だから先に謝っちゃうね!

ごめん!

メ-ルのお返事きっとちょ~遅いと思う。
日記書いてる方に『元気ですか?最近どうしてますか?』
なんてメールしちゃうかもしれない。
けど『日記読めばわかるだろう』なんていわずに笑って許してね。

mixiにログインしてる事があってもお返事とかしなかったらごめんなさい。
ミクシィメッセよりメールの方が確実に読んでるので助かります。
メインアドレスは変わってないよ。
けどもしメアド知らないよーって方はブログにあるgmailからお願いします。

ブログ更新、相変わらずしばらくおやすみ・・・かも。
様子みながらにさせてね。

心からの、ありったけの感謝をこめて・・・

久しぶりの更新になってしまいました。
多くの方にご心配メ-ルいただきました。
ごめんなさい。ありがとうございました。
ここ最近のお知らせをまとめてアップしますので
よかったらあちこちクリックしてみてくださいね。

『アコースティック・ガール』DVD

アコ-スティックDVDジャケ

アコースティック・ガール公式サイトはこちらから

ニコンの一眼レフカメラD90で撮影した2009年度作品です。
稲葉司監督の作品には初めて出演させていただいたんだけど
すごく演じやすく楽しかった。
星野にしては珍しいセクシ-カットが観られるはずだからぜひチェックしてね
監督とはまた来年に向けていろいろ内緒話中よ。

公式サイトにはスチ-ル写真もあります。。
私のはここに♪

☆『アコースティック・ガール DVD』☆

■発売元:株式会社オルスタックピクチャーズ
■発売日: 2010年10月29日
■定 価:(税込) 3,990円

<同時収録> 短篇映画『猫泥棒』/ 短篇映画『かえり道』
<特典映像> Aroma of Love スペシャルPV『Accent Girls』
全国のCDショップ・WEBショップ等でお買い求めいただけます。
ツタヤではレンタルもしてるんだって!!


『猫、ブーケ、犬、写真、音楽。女の子が好きそうな5つの素材をさりげなく絡ませた5つの短篇オムニバス。
・・・紹介全文はこちらから

各話タイトルはこちらに


アコースティック・ガール予告






「デジタル一眼で上手に撮影するためのきほんBOOK」


デジタル一眼本


大切なお友達でもあるカメラマンのミゾタユキちゃんのお仕事を
うれしいことに少しお手伝いさせていただきました。
とてもわかりやすくポイントをついた本です。

作例としてユキちゃんに撮ってもらった写真が載ってます。

この本の中限定で期間限定だったショ-トカットの星野が写ってます。
ショ-トにしたのは中2以来だったからちょっとドキドキだったけど
実際にこの髪型を見た人は数えるほどしかいなかったりします。
今までとちょいと違う雰囲気だからぜひ手にとっていただけたら・・・
そして写真と併せてテクニック内容も「るるるん」とじっくり読んでもらえたらうれしいです。
ミゾタユキちゃんの写真大好きなんだ。
写真展したチュニジアでの写真や夜景写真もあるから
ぜひユキちゃんのブログ見てみてね。



☆「デジタル一眼」で上手に撮影するためのきほんBOOK」☆
■著者:WINDY Co.[編著]
■定価:1,260円(税込)
■発売日:2010年10月27日
■内容紹介
(前略)「ポートレート」「おさんぽ写真」「旅写真」「テーブルフォト」の上達方法を紹介します。
紹介文全文はこちらから



鉄道ひとり旅ふたり旅・3


ひとり旅ふたり旅3


タイミングを外してしまってすでにVol.4が出ているけれど
vol.3は銚子電鉄の特集がメインだったのよ。

んでね、銚子電鉄では今年の暑い暑い夏の日。
2010年7月24日に伊予鉄道から購入した車両の運用開始式がありました。
この日はいつも楽しい鉄道系カップ酒・缶詰バーキハの助役と仲間たちもかけつけてくれ
ち-ばくんやねずみのお友達が突然現れて子供たちに囲まれて(怖がられて? 笑)いました。
光栄なことに私はその式典で司会をさせていただいたのだけど
その時の模様も記事になっていて私もちいさ~く載ってるの(笑)
よかったら見つけてね。
この本のシリ-ズには恵知仁さん岸田法眼さんも寄稿しているとか。
皆さまぜひ隅から隅までチェックしてみてくださいな。




☆『鉄道ひとり旅ふたり旅・3』☆
■著 者:エイ出版社
■定 価:880円(税込)
■発売日:2010年8月20日
■内容紹介
『18分間のシ-サイドトリップ。
 ロ-カル鉄道人気No.1、銚子電鉄の魅力を紹介します』

第3号を迎えた今回の特集は、都心から訪れやすく、しかもローカル気分をたっぷり味わえる房総半島の3つの鉄道を取り上げました。紹介全文及び内容詳細はこちらから



☆『ハッピ-マンゴ- DVD』☆

ハッピ-マンゴ-

芸社でも一緒させていただいてる越坂康史さんの作品

■発売元:株式会社オルスタックピクチャーズ
■定 価:3,990円(税込)
■発売日:2010/5/28

詳細はこの日の日記をみてね。


☆『伊勢田大博覧会5』☆

伊勢田博5

◆イベント名:映像温泉芸社PRESENTS『伊勢田大博覧会5』
◆開 催 日:2010年12月11日(土)
◆会  場:新宿ロフトプラスワン
◆開場12:00 / 開演13:00
◆料金 : 前売¥1,000 / 当日¥1,200
◆公式サイト
http://geisya.web.fc2.com/iseda/
◆お得な入場予約はこちら
◆上映作品
「タートルローレライ」
「巫女なで声」(両作品共に2010年制作)/他
◆ゲスト
伊勢田勝行監督
竹熊健太郎氏(編集家・京都精華大学教授)
◆MC
インボーマン風間、酒徳ごうわく
◆GOODS
 会場にて伊勢田監督の新作DVDを販売
 スペシャルドリンク『地獄のバーディー』『浅瀬でランデブー』もこのイベント限定でご提供。
(この辺はまだ秘密)
◆伊勢田ディナーショウ(要予約)
 時間 17:00から3時間
 募集人数 限定40名様
 会費 3,500円(飲み放題&ガッツリ食事つき)
 会場 カラオケ個室居酒屋 忍者 新宿店





☆『フロント☆ボード』上映会☆

NewCinema DOG 30周年記念 『フロント☆ボード』上映会(←パプリカ色)
●12月12日(日)
●開場 PM6:30 上映 PM7:00
●料金 100円(楽しいゲーム付)
●会場 中野区 野方区民ホール
(西武新宿線「野方駅」より徒歩3分 03-3310-3861)






☆原口智生監督作品『デスカッパ』が公開中☆

デスカッパ1   デスカッパ2


~公式サイトより~
『片腕マシンガール』『東京残酷警察』の
“TOKYO SHOCK”シリーズ第3弾にして最終兵器が遂に日本上陸!
前代未聞のモンスター映画を、あなたは最後まで正視できるか!?
アメリカ完全出資・日本で制作、アメリカで先行公開&DVD化して大ヒット。その過激さから一時期は日本では公開不可能と言われ、ファンからの熱い要望により逆輸入されるや否や空前の大ヒットを記録した”TOKYO SHOCK”シリーズ『片腕マシンガール』(監督:井口昇)『東京残酷警察』(監督:西村喜廣)その正統なる第3弾が本作『デスカッパ』である。

公式サイトはこちらから

映像温泉芸社社員や鉤屋さんやタクラビジョンの方々と一緒にエキストラ出演させていただきました。
そしてそしてあのお方もチャ-ミングなお姿で・・・!
クレジットにバッチリ載ってるそうです。
撮影当日はハプニング満載でした
原口監督感謝!中村犬蔵さんにもありがとだよ。


シリ-ズ第二弾の西村喜廣監督作品『東京残酷警察』にもワンカット出演させていただいているので
この日の日記と共に併せてよろしくねっっ。


最後に・・・
今回は全く戦力にならず宣伝も間に合わなかったけど
『 第5回 なかのムービーラプソディー 』が
去る2010年12月5日( 日 )開催されました。
公式ブログはこちらから
来年はまだ未定だって



ということで皆さんにいろいろみてもらえたらうれしいです。
どうぞよろしくね。