慌しく準備をしていた次の瞬間、足が止まった。


目の前にいる人は確かに知ってる人だった。

けど・・・・


頭の中で「キュイ~ン」と音がする。
記憶を遡っている音。


思いのほかすぐにその人の名前が口から出てきた。

「K・・・Kだよね?」


すぐ後ろにやっぱり知った顔がみえた。

心臓がドキドキしている。脳内は大混乱。


なぜって・・・・


ただの再会と呼ぶには
あまりにも時間が経っている再会だったから・・・


そう・・・当時、生まれた赤ちゃんが
思春期に突入する位の期間、会っていなかった彼ら。


突然の出来事が起こった時、人はなぜ、
ほんの数秒、いや、一瞬にしていろいろ考えるのだろう。


あのときもそうだった。


今回は偶然がもたらした再会ではなかったけれどやっぱり劇的だった。


なぜなぜ???と思いながらも
それを受け止めている自分もいる。


けど何が起こったのか
なぜ、彼らがここにいるのか把握できない。


それが6.21短編上映会の幕開けだった。


遠方から来てくださったお客様や
知り合ったばかりなのに足を運んでくださった方
そして自主映画関係者の中に混じり
久々に会う友達が自分の最近の出演作品を観てくれる。


とってもうれしくある反面緊張のひと時。
司会する声がうわずるのを感じる。

早い鼓動を感じながらスクリ-ンの前にたつ。
ちょっぴりゆるい雰囲気を出したご挨拶をしながら
(ましゅ~の希望ね うふっ)
こんな自分がみられていることになんともいえない居心地の悪さと恥ずかしさを覚えた。

けれど時間の経過と共にそれは収まり無事、上映会は終了。

つもりつもった話は打ち上げにもっていくことに。





今回この上映会をしったきっかけは?

「かよちゃんのブログをみてだよ」



えええええ????


「数年前に名前で検索かけてかよちゃんを見つけて以来
こうやって驚かせにくるタイミングを狙っていたんだよ。

がんばって、今も活躍してるかよちゃんに会いたくてさ。

それが、今回のこの上映会・・・
『いまだ。いましかない』って思ったんだよな。

今回の上映会は予約なしじゃ難しいかもと思ったけど
そしたらそしたで、呑んで帰ろうぜって言って
一時半からずっと会場の前をうろうろしてたんだ」


一体、何年計画のサプライズだよ(笑)


私は声にならない「ありがとう」を言うのが精一杯で
笑顔と共に涙がこぼれた。


「俺らにとって原点だから。
ラプソディ-はかよちゃんだから。
今も大切なんだよ。」

Hはそう言ってくれた。


scrap


私たちの始まりはこの作品。
これは私の原点でもある。


自主映画自体は中学から始めたけれど
演技をおもしろいと思ったのがこの作品だったからだ。

以前、別のところに書いていた日記で
この作品についてふれ
観てくださるという方に配って歩いたので知ってる方も多いと思う。

今みたいに高度なことは何一つしてないけれど
多くの仲間とけんかし、笑い、
たくさんの工夫とトラブルを乗り越えて作った作品。

多分、この作品に出演しなかったら
演技することをやめていたかもしれない。

けんか別れしたのではないけれど
いつのまにか縁遠くなってしまった当時の仲間も多い。


「あんな離れ方したから気になっていた」って言う二人。

「ええ~?なんで~?あんな離れ方って?
全然気にしてなかったよ。」と私

「あの頃、わからなかった事が
かよちゃんの苦労が後になってよくわかったよ。
俺らにとって原点なんだ。
原点回帰だよ。・・・・・ありがとう。」

顔を見合わせながら笑ったKとH。


当時の私は、団体を動かすことと守ることに一生懸命で
「寛容さ」に欠けていたように思うのに
そんな風に言ってくれるなんて。

「ありがとうは私の言葉だよ。」

梅酒がとてもあまくて・・・心に沁みた・・・


ありがとうはこの二人にはもちろんだけど
私の周りにいてくれる人全てに向けて。

何度も書いているかもしれないけれど

家族・友達・仲間・・・
一緒に時を重ねてくれた人がいるから今の私がいる。

出会いにはた~くさんの幸せな結果に続いてるもの方が多いけれど
悲しい別れもいっぱいあった。

けどそれはすべての人との・・・
もう会うことはない人、二度と会えない人も含めて
今一緒にいてくれる人たちとの大切な出会いとすごす時間につながる。

単純な私はいやだったことはよくも悪くもすぐ忘れる。
「あんなひどいことされたのに許せるよね」とよく言われる。
けどそんな自分でよかったと思う。

だって、人を好きでいられるもの。
よくしてもらったことを覚えていれば
心の中は好きでいっぱいになる。

だから逆に「大好き」って言われるのも
ちょっとくすぐったいけどすごく心地いいんだ。

ブログやっててよかった。
忙しくてやめたSNSもここも
元々は関わらせていただいた作品や団体を紹介(宣伝)したくて始めたんだけど
思ってもみなかったプレゼントが待っていた。

作品に関わらせてくださる監督や団体、
関係者の皆がいてくれたから今までやってこれた。

応援して私を元気にしてくれる方がいてくださるから今もこうしていられる。

がんばってみえる私(みえるってとこがポイントね 笑)を
はらはらしながら見守ってくれる仲間

コメントを書いてくれる皆さん
(私のブログにはコメントが書きづらいとよく言われるのに 爆)

新しい世界に引き込んでくれる友達もいる。

皆に支えられている。
感謝の気持ちは海より深いのよ。

タイミングがいいことに
大好きなSASの新曲は「感謝」がテ-マだという。

私の気持ちにぴったり合うね。


ずっとずっと、いくらでもしたいし
いつまでもしてすごしたい「感謝」。
たとえ空回りしたっていい。
決して忘れたくないし忘れてはいけないと思っている。


「今日という日があってよかった」そう思えること。
「今が一番いいよね」といえる事。笑いあえる事。


何よりそれが幸せです。

とても弱虫で泣き虫で甘えん坊だから時々、後悔して泣いてる。
迷うこともよくあるし不安でいっぱいのこともある。
孤独に思う時もある。
けど、それもまた経験として受け止めてるから大丈夫。
たくさん守ってもらって、助けてもらってる。
だから次に進もう。

楽しいことい~っぱいして
明日も、うん十年後も
「今が一番いいね」と言える自分でいたい。

欲張りだからまだまだ映画を続けたい。
もっと作品に出演したい。
やりたいことがいろいろある。

1人でやること。
1人じゃないからできること。
1人じゃできないこと。

想いを胸に抱きながら
大切にしていくものを再認識する。

だから今日も・・・・

みんなありがとう。
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