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星野佳世です☆活動の中心である自主映画情報とかちょっとした事を不定期に書いています♪
年配の女性とその息子とおぼしき中国人の二人組に
「まぐろが食べ放題のこのお店に連れていって欲しい」
と地図をみせられ案内をした。



その地区では有名なまぐろ食べ放題のお店らしい。
外観は緑に囲まれたちょっとした大使館風の洋館である。




中にはいると、
色黒でやせっぽっちの白いランニングをきたおやじが
壊れそうな学校机にレジを置いて座っていた。



私はここで失礼する事にするのだが
薄暗い店内を見回すと、まぐろの卸売り市場風コンクリ床の何もないところに
はじっこに馬小屋のような柵がありその柵の中にみすぼらしいテ-ブル。
客はまばらだった。



「うほ~。これはまた・・・すごい・・・」




おやじが『1000円。今の時間は納豆だけ』と
無愛想に二人にいっている。



時間は朝。
なのでまぐろの食べ放題ではなく納豆の食べ放題の時間らしい。

『この時間は納豆のみでまぐろはありません。タマゴは別料金』



ボロボロのホワイトボ-ドに書かれた
消えそうな値段表とお店のタイムテ-ブルを見て
私が食べるわけじゃないのに泣きたい気持ちになる。


「あ~あ。かわいそうに・・・納豆に1000円・・・
 しかもあの柵って・・・
 このお店、なんで有名なの?あ・・・こういう意味で有名!?」


そう思いながら店を後にした。


ここは日本ではなくてとある外国で
グアムやサイパンのように少し繁華街がある地域である。


なんとなく後ろめたいすっきりしない思いで立ち寄った
ホテルのお土産屋さんはなぜかいわゆる、日本の旅館やホテルにありそうな売店だった。

さっきとはうってかわってざわつく店内を見ていると
レジ横の電話がなっている。
店員さんは誰もでない。でればいいのに・・・





そう思いながらも、
もう一つの頭の中でもう10時すぎてるのかぁ~。
起きなきゃなぁ~と考える私がいた。

実際は私の携帯が鳴っていたのだ。
見ると発信者名がでてない。(デ-タがなくなったからね)

「だれだろう。ああ・・・まだ九時過ぎなのかぁ
 もう少し寝たいし出るの止めようかなぁ」


けどなんか気になるなぁ~。

なり続ける着メロ。

相当長い事なるのを聞いた後やっぱり出ておこう。
そう思いボタンを押した

「・・・もしもし・・・」

「かよさん、今日、仕事はいってますよね?」

仕事の電話だった。

「いえ、はいってないですよ」

慌てて起き上がる。


さっきまで見ていたのは夢だったのだ。
トイレにいきたいとトイレの夢をみるように
やっぱり電話がなると夢でも電話がなるんだなぁ~と
変な納得をしながら話している。

手違いで予定でなかった仕事にシフトされていたのだ。
結局急遽仕事に向かうことに。
家でまぐろの夢見てるよりお仕事させてもらえる方が全然いい。
まぐろよ。ありがとう・・・となんとなくつぶやいた。




こんな事があったのでを考えていたら、たまたま今年の2月の芸社の本祭は
まぐろネタで盛り上がったことを思い出した。


なので次の記事で芸社について書きますわん